sakura No.2010-04
新宿御苑の「陽光」という桜です。この日この公園では満開に近くひときわ目立っていました。染井吉野は病害虫に弱く 寿命は40年~50年と短いため、樹勢の強い品種が求められてたため試行錯誤を繰り返しながら作出されたそうです。”天地に恵みを与える日の光” という意味の 「陽光」と命名されました。
この「陽光」を作られた方(高岡正明氏)は、戦時中、愛媛県で青年学校の教師をしており、「サクラの下に帰って来い」と送り出した教え子の多くが戦地に散りました。 悔恨の思いと平和への願いを込め、戦後サクラの改良に取り組み、交配を重ねた末、暑さ寒さに強い丈夫なサクラ「陽光」を誕生させたそうです。
名前の由来の奥には、こんなエピソードがあったんですね。
by toruphoto
| 2010-03-28 10:31
| 花・植物
|
Trackback
|
Comments(0)