クロッカスとリーズ
神々の血を引く美青年クロッカスは医学の技にも優れていました。
テルモピレーの温泉で富豪の未亡人の病気を治し、娘のリーズと
恋仲になりましたが、彼女は婚約者を持つ身だったのです。
未亡人は急に娘をつれて帰ってしまいました。
彼の訴えを聞いた愛の女神アフロディーテは、1羽のハトを使者と
して送りましたが、未亡人は弓を向けたのです。
ハトを射ぬいた矢は隠れていたリーズの命も奪ってしまいました。
後を追ってきたクロッカスもリース゛の婚約者に殺されてしまったのです。
アフロディーテはクロッカスを春咲く花に、リーズを夏咲く朝顔に変えました。
(ギリシャ神話)